タイ情報:タイへ旅行に行く人に、現地からタイのお勧め情報です。
タイの古典舞踊は、宮廷舞踊の「コーン」と、コーンを大衆向けにした「ラコーン」に大別されます。
●コーン
コーンは、アユタヤー朝に起源をさかのぼる格調高い仮面劇です。
インドの長編叙事詩「ラーマーヤナ」をタイ風にアレンジした「ラーマキエン」を上演したのが始まりです。
役者は、金や宝石がちりばめられた仮面をつけます。
また衣装もたいそう豪華です。
コーンはすべて役者の身振りで表現されます。
基本の型は68種で、それぞれが怒りや喜び、悲しみなどを表します。
コーンを大衆向きにアレンジしたのが、ラコーンです。
ラコーンは、さらに3つに分かれます:
ラコーン・ナイ
最も格式が高く、王宮で宮仕えの女性たちによって披露されます。
ゆっくりとした優雅な舞いが特徴で、手に優美な動きが重視されます。
「ラーマキエン」以外にも、ジャワの伝説を基にした「イオナ」、「ウナルット」が演じられ、演目はこの3つだけです。
ラコーン・ノーク
ラコーン・ナイでは演じられない、軽快でユーモラスな作品を上演します。
エンターテイメント色が強く、庶民向きです。
もともとは男性役者限定でしたが、最近は女性も交えています。
ラコーン・チャトリー
南タイで演じられているもので、ラコーンのなかでは最古です。
ジャワの「マノーラー物語」から題材をとり、当初は男性役者限定でした。
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さらに古典舞踊は、大きくわけて2つ:宮廷舞踏のコーンと、大衆向けにコーンを脚色したラコーンがあります。
さらにラコーンは、宮廷用のラコーン・ナイ、民間に普及したラコーン・ノーク、古くからある庶民的なラコーン・チャトリーの3つにわかれます。
古典舞踊
古典舞踊は、宮廷を中心に発達、伝承されてきましたが、1932年の立憲革命以後は、国立舞踊学校が後継者を育成しています。
古典舞踊は、たいてい「ラーマキエン」から題材をとった古典戯曲を演じます。
「ラーマキエン」というのは、インドの長編叙事詩「ラーマーヤナ」を基に、登場人物やストーリーをタイ風にアレンジしたものです。
タイ文学を代表する作品といえます。
「ラーマーヤナ」は、王位継承にまつわるトラブルに巻き込まれたラーマ王子が魔王プラーヴァナに誘拐されたシータ姫を猿の援軍と共に救出するストーリーです。
インドネシアのバリ島の伝統芸能「バロン・ダンス」や「ケチャック・ダンス」さらには、「ワヤン・ゴレン」という影絵のストーリともなり、東南アジア一帯の文化にどれほど大きな影響を与えたのかを窺い知ることができます。
婚約者シータ姫が悪魔トッサカンにさらわれたことから、彼は白猿の王ハヌマーン率いる猿軍団とともに悪の軍団に立ち向かうのです。
最後は無事、シータ姫を救い出すというハッピーエンドです。
きらびやかな衣装に包まれた踊り手が舞う夢のようなひと時、タイを訪れたなら、古式ゆかしいタイ舞踊を是非、鑑賞していただきたいと思います。
タイでは、王宮の方々から一般の庶民まで、タイ舞踊は広く親しまれています。
タイ舞踊は、まず基本舞踊68種を覚えることから、始まります。
タイでは幼少の頃から教育に舞踊が組み込まれることがあります。
中学校、高校でも舞踊を教育に取り入れています。
基本の68種は、そのひとつひとつに喜び、悲しみ、怒りといった意味が込められています。
また興味深いのは、その型のそれぞれにつけられた名前です。
たとえば、「花にとまる蜂蜜」といった具体的なイメージを彷彿されるような名前なのです。
タイ舞踊の舞踏家を志す人は、これらを幼い頃から身体にしみこませ、10年くらい稽古を重ねて初めて一人前になるといわれます。
また、舞踊劇にとってバックに流れる音楽も重要な要素のひとつです。
太鼓やシンバル、ドラなどでリズムを打ちます。
これらで構成される音楽は、タイ情緒が溢れ、舞踊をいっそう引き立てるのです。
また、ホテルや市内のレストランでは、ディナーを楽しみながらの舞台を観ることもできることがあります。